「抜ける転写紙」と他製法の共存について①

こんにちは。

企画室の飛山です。

前回は、業者様のプリント製法をお話しでしたが、

今回は当社の「抜ける転写紙」と他プリント製法の共存についてお話しします。

まず、前回も最後に貼った他プリント方法と「抜ける転写紙」の特徴を下記画像で確認してください。

「抜ける転写紙」は良い点ばかりで、他製法はマイナス点が記載されていますが、それぞれの製法には一長一短があります。

もし全てを凌駕する製法が1つあったら、その1つに集約されてしまいますよね。。

初期は資金面から1つの製法で業務を始めると思いますが、中長期的には1つの製法でなく複数の製法の組み合わせで、業務の幅を広げて、事業の成長につなげられると思います。

そこで現実的に1つずつ組み合わせをして、長所短所をなどを解説していきます。

解説は個人的な見解ですので、ご了承ください。。

その前に「抜ける転写紙って何?」という素朴な疑問があると思います。

簡単に言うと、粕取り不要で、抜け柄のイラストが白を含めたフルカラーができる転写紙です。

そして淡色・濃色を問わず転写生地を問わず綿・ポリエステル・ナイロン生地にプリントできます。(初めて聞く業者様が1番興味がでる点です)

詳しくは下の動画を見てみてください。

IFrame

では組み合わせをしていきます。

①抜ける転写紙×シルクスクリーン

お互いの特徴が違う組み合わせで、使い分けがしやすいと思います。

それぞれの特徴は

抜ける転写紙・・版代不要・小ロット

シルクスクリーン・・要製版・大ロット

数十枚の小ロットなら、製版代が要らずフルカラー対応の「抜ける転写紙」が、コストもかからず、エンドユーザー様も喜ぶでしょう。また短納期なので、お茶を出して「ちょっと待ってて」の10分程度で1枚のTシャツを商品としてお渡しすることも可能です。

これはシルクスクリーンでは無理です。

一方、数百枚の大ロットなら、製作時間を短縮してコストを下げなければいけないので、製版を作ったシルクスクリーンが良いでしょう。「抜ける転写紙」は基本的、製作工程が1枚も1,000枚も変わらないので、大ロットでスタッフ人件費を考えたときはシルクスクリーンに頼った方が良いかと思います。ただ、自分でやるため人件費を考えず、外注に出すことによる利益減少を気にして大ロットでも「抜ける転写紙」を使う業者様もいらっしゃいます。意外とやってしまえるみたいです。

組み合わせは、色んな注文に対応できる王道の組み合わせだと思います。

②抜ける転写紙×ラバープリント

ラバープリントの特長は、単色・コスト安かと思います。

一方、複数カラーの注文や、柔らかい仕上がりを求められると、ラバープリントでは難しく、「抜ける転写紙」で対応できます。

白や黒一色のユニフォームや作業服などの、耐久性が求められ、仕上がりをそこまで気にしなくてよい場合は、ラバープリントでOK。

ただ価格を細かく気にしないお客様でしたら、売価にコストを少し上乗せするだけで、「抜ける転写紙」で上記リクエストに対応できます。

またラバーシートはカス取りの手間もありますが、カットしているときはカッティングマシーンにセットしておけばよいので大ロットの時は有効です。夜中にロールを回しておけますからね。

ただその後の、カス取りが面倒!という声は根強く、大ロットでもカス取り不要の「抜ける転写紙」ご愛用の方は多くいらっしゃいます。実際、デザインが細かいとカス取り忘れもあるので、細心の注意は必要です。

組み合わせとしては、特徴が重なる部分が多く、オプション的な組み合わせで〇と思います。

続きは次回です。

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