アイロンプリント業者のプリント手法

こんにちは。

本日は、アイロンプリント業界の業者様のプリント方法についてお話します。

http://pro.quick-art.com/item_paper_copix.html

お電話やメールでのお問い合わせ、また展示会でお話しする業者様に、お仕事の内容と共にプリント方法をよく聞いています。

せっかくの印象データなので、読者のあなたに大体の割合をお教えします。

シルクスクリーン(9割超)

売り上げの多くを占める大ロットの受注には、欠かせない製法。

しかしながら、最近は小ロットのニーズが多いことやスクリーン製法のネットショップによる価格競争によって、旨味が少なくなってきたとの声もあり、他の製法を検討している方が多いです。半数以上の方が外注でやっている印象です。

ラバープリント(5割)

ユニフォームなどの現場・スポーツ分野で利用されています。

耐久性にも強く、多くの業者様がご利用しています。

細かいデザインの際のカス取りが面倒という声が多いです。

一般の綿Tシャツなどの普段着使いでは、あまり使われていないようです。

プリント&カット(5割)

MIMAKIさんやROLANDさんが2大メーカーとして展開しているインクジェットによるプリント&カット。

主に広告・看板が主の業者様は、ほぼ保有している印象です。

単一データの多数のマーク受注、簡単なカス取りの場合には、弊社でも利用しています。

ただラバープリントもですが、カス取り面倒です笑

機械自体が100万超、メンテナンス費もかかることから、初期からの導入は難しく、

事業が軌道に乗ってきてから導入されている方が多いかと思います。

ガーメントプリンター(2割)

綿の白Tシャツにプリントするなら、ガーメントは綺麗!です。

導入している方も一定数いる印象です。

しかしながら、100万超と設備が高いこと、機械が大きくて場所がないこと、ポリエステル生地にはプリントできないこと、濃色生地の際の前処理剤を塗ることの安定性が手動では難しいこと、など躊躇する点も多く、1通りの設備が揃ってる方が最後のピースとして導入している印象です。

昇華プリント(7割)

白のポリエステルTシャツには迷わず昇華!と入社当時教わりました。

染色のような技法で貼った感じがせず着心地が柔らかく、耐久性も強いです。

更にマグカップやスマホケースなどの小物プリントにも多く使われおり、オリジナルグッズ製作の登竜門的な製法かと思います。

大まかな内訳は以上です。

取引先様が個人なのか団体なのか、などの属性に合わせて設備を備えてる印象です。

設備導入は、損益分岐を検討して、慎重に決断される方が増えてきているみたいです。

昔は、結構勢いで設備を買う方も多かったようですが、時代なんでしょうかね。。

そして、お客様のニーズは断らず、なんとかしてニーズに応えている業者様が最近は多い印象です。

また最近は、限られた作業場の方も多く、「場所がないからな・・」といった感じで導入を諦める方も、少なからずいらっしゃいます。

上記は、当社の抜ける転写紙以外のプリント方法です。

次回は、「抜ける転写プリント」について説明します。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

%d