自然災害時の運送について

久しぶりの更新です。

今回は、アイロンプリントと違う話題ですが、今年あった物流の影響をお話します。

宅配業者と関係のない方は、いないと思いますので、良ければご参考ください。

 

クイックアート本社のある福井県は、今年2回の豪雪被害を受けました。

 

1回目

1月10日頃に積雪10センチから1夜で積雪50センチ程になりました。

通常30分程の道中が2時間近くかかるようになりました。

当社はヤマト運輸さんに集荷をお願いしていますが、この日は営業所に持ってきていただいても、受付できなく配達も難しいと。

 

「えー!」

 

ここ数年はなかった事態なので、少し不安になりました。

次の日は、積雪15センチ増加でしたが、ヤマトさんも営業所であれば4時頃までに持ってきてただければ、大丈夫ですと有難いお応え。

昨日の受付拒否は、配達>配送が優先のための店長判断だったとのこと。

確かに営業所に荷物がたまってくだけですと、通常業務ができないですよね。

 

ちなみにその配達ですが、北陸自動車道の影響で遅れが生じていると。

写真を見ると大変な事態。石川〜富山間は高速上で立ち往生になりました。

発送は、福井からは高速の影響が限定的なので、少し遅れるかもしれないができるとのお言葉。ここでいう少しは1−2日間でした。

 

その後も断続的に積雪・除雪が繰り返され、ヤマトさんの営業所持込も計1週間は続きました。

例年にない事に「今年は、沢山雪が降ったね」と話してました。

まさか翌月、これだけ豪雪するとは知らずに・・・。

 

 

2回目

全国トップニュースにもなった豪雪被害。

2月5日から現在まで続いて降ります。。

特に豪雪開始から1週間近くは強烈で市街地で140センチ。

国道は1,000台超の立ち往生。

家から出ることも困難で、除雪してもその間に積雪。

除雪するにも雪を置いておく場所がない事態でした。

当社もスタッフが会社に来ることが不可能になり、休業にせざるをえませんでした。

 

当社がある福井市の運送会社の1週間の対応は、

 

ヤマトさんは完全ストップ。

郵便局さんは、とりあえず受付も発送時期未定。

 

道が空いてないので当然ですね。

 

どうしても発送したい場合は、滋賀県の長浜まで行けばできるとの情報。

距離にしては100kmで東京から熱海ぐらいです。しかも大雪なので1日かかる仕事になります。

この豪雪で、スタンドからガソリンが枯渇し給油制限になる、スーパーから食料が少なくなる、などの通常考えられない事態になりました。

 

現在はライフラインは概ね回復してきました。

しかし、本日も運送会社さんの要望により、締め時間の変更など不安定な部分があります。

皆様には、大変ご迷惑をおかけしていて申し訳ないです。

 

このような自然災害にあった際は、1個人としてはとにかく情報収集が大事と感じました。

ありきたりなフレーズですが、TwitterやFacebookなどのSNSが1番有効でした。

 

「〇〇道路が完全ストップ」

「〇〇スーパーの駐車場が完全開放」

 

皆協力して試練を乗り越えよう!と団結し生きた情報をいただきました。

新聞やテレビの報道とは違う、リアルな情報です。

 

1ネットショップとしては、どうにかして発送をする試練がありました。

分かったことは、どうしても発送したい場合は県(豪雪被害)を越えて営業所に持ち込む、どうしても受け取りたい場合は県(豪雪被害)を越えて営業所止めにして受け取りに行く方法です。

また自社倉庫からの発送のみの場合は、AmazonのFBAなどの倉庫から発送できるようにしておくのも、災害時のリスクヘッジになると思いますので、売れ筋商品は在庫にして良いかと思います。

 

ネットショップは運送会社さんに依存してますので、基本もろに影響を受けてしまいます。致し方ないことですが、言い方が悪いかもしれませんが、関係のないお客様には早く配達してあげたいのが心情かと思います。

身の安全を確保するのが大前提の上、今後の皆様のご参考になればと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

%d