プリント方法と抜き(抜ける)プリントについて
アイロンプリントの用紙について
市販されている全てのインクジェットプリンタ用アイロンプリント用紙は、シート全体が貼り付くタイプなので
余白部分はあらかじめカットしない限りそのままプリントされます。
写真をプリントしたい場合は四角く四辺を切り落とせばいいだけなので、このプリント方法が最適です。
文字やイラストだけをプリントしたい場合はあらかじめハサミやカッターでカットしてからプレスしてください。
下記の転写紙は余白の部分は白くなります。(メタリックは余白部分はシルバーです)
●黒・白共用アイロンプリントシール
●アイロンプリントシール(プロ仕様)
●強力ネームシール
●昇華防止アイロンプリントシール
●ライトで光るアイロンプリントシール
●フロッキーアイロンプリントシール
●メタリックアイロンプリントシール(シルバー)
●WHS-CL
●EA-WHS
余白の部分は半透明になります。
レーザープリンタ用の転写紙は透明性が高いです。
余白部分は目立ちにくいですが、白又は白に近い淡い色にしかプリントできません。濃色生地にプリントすると下地が透けて絵柄が鮮明に見えなくなります。
●洗濯につよいアイロン転写シート
●CR
●EA-CR
ロゴやイラスト等をプリントする時、余白部分を生地に貼りたくない場合は、
あらかじめシートをカットする必要があります。
ご家庭だとハサミやカッターなどでカットします。プリントショップの場合はカッティングマシンなどの機械を使ってカットする場合もあります。カッティングマシンなどの機械を使ってカットするときれいにカットできますが、あまり細かいプリントの場合はその後の不要な部分を取り除く作業が結構面倒です。(この作業を『カス取り』と言います)
また、細かすぎるデータの場合は機械でもカットするのが無理な場合が多いです。
弊社の抜きプリント
カラーレーザープリンタとプレス機(一部用紙はラミネーターでも可)を使えば、下写真のような余白部分が生地にくっつかない『抜きプリント』をする事ができます。
熱と圧力で余白部分を抜き取るので、カッティングのようにカス取りをする必要がなく細かい文字でもOKです。現在3種類の抜ける転写紙を販売しております。似たような感じの用紙ですが、どれも少しづつ違うので用途やデータによって適した転写紙をお選びいただければと思います。
ちょっとだけ簡単に説明すると、
タイプDは万能タイプ綿生地にもポリエステル・ナイロン生地でも同じ用紙でOK。作る際の手順が少し複雑。
タイプW、タイプSは抜き工程が一度で済むのでマーク作りがとっても簡単。プリンタのトナーに『白トナー』を入れれば淡い色や白い色のプリントもできるタイプ。タイプSは伸びに強いのでストレッチ生地に最適。
タイプWは通常生地用と極薄生地用があります。
余白部分には何もプリントされません。
●MPプラスター タイプD
●MPプラスター タイプW 通常生地用・極薄生地用
●MPプラスター タイプS
↓プリント部分アップ↓
その他のプリント方法
市販されているTシャツで文字やイラストの部分だけがプリントされているものは、スクリーンプリントやダイレクトプリントでプリントされているものが多いです。シルクスクリーンは1色づつ版を作る必要があるので、色数が少なく大量にプリントTシャツを作る場合などに適しています。ダイレクトプリントは直接Tシャツにインクを吹き付けるプリント方法です。下処理が必要な場合が多いです。
スクリーンプリントもダイレクトプリントも機械が大きいものが多いので、プリント業者様向けのプリント方法だと言えます。