クラフトロボでラミネートシールをカット
【クラフトロボの設定】
刃先の調整キャップは赤(0.3mm)
カッティング台紙は使用しない
↓切り取りやすいように文字の余白を多めに残してカットしました
カットの注意点
ラミネートシールは左右反転した図案で印刷を行いますが、クラフトロボでカットするデータは反転する前の図案を利用します。
ラミネートシールの作り方を簡単におさらいしますと、
1)透明フィルムにデザインした図案を左右反転印刷
2)両面粘着フィルムの片方の裏紙を剥がし透明フィルムに貼り付け
3)図案にあわせてカット
の手順で進めます。
どの段階でクラフトロボを使うのは 2)の後です。
1)にあるように、ラミネートシールの場合は左右反転した図案で印刷を行いますが、気をつけなくてはならないのは「カッティングデータは反転前の図案を利用する」ということです。
でないととんでもない場所(左右反転した箇所)がカットされてしまいます。
↑こんなシールを作るときは
↑図案を反転してから印刷
次に両面粘着フィルムの片方に張り合わせ(上の2)の手順)、
その左右反転した図案のままクラフトロボでカッティングをすると
↑赤い線で切れてしまいます・・・
うっかりしがちです。
図案が文字ですと気が付きやすいのですが、単純な形ですとそのままカットしてしまう可能性もあります。
防ぐ方法はふたつ。
・ラミネートフィルムの印刷時にプリンターの設定をアイロンプリント紙にする(印刷時に自動的に左右反転)
または
・反転前のデータで一旦保存し、左右反転してから印刷 その後、反転前データに復帰させてからカット
のどちらかでOKです。
カットのポイント
クラフトロボのカッティングはかなり正確です。
ラミネートシールもクリアタイプなら、素材の一番外側のラインでカッティングしてもほとんど問題ないです。
ただクリアタイプでも外側の色が濃い場合や、特にホワイトタイプですと、ほんの少しカッティングがズレただけで印刷されていない白い部分が目立ってしまう可能性もあります。
そのため、印刷する素材はカットサイズよりも外側にはみ出すように作っておいてもよいです。
↑このようなシールを作りたいとき
素材のデータを作り保存しておきます。
その後、カットしたいラインより少しはみ出すように外側の色で塗りつぶしておきます。
↑素材のデータ修正後
外側の円が大きくなっているのがわかりますか?
この図ではきっちりと円の形で広げて塗りましたが、もっとアバウトでもOKです。
そして、外側を広くした修正データで印刷をします。 (左右反転を忘れずに!)
印刷前にPCに保存するなら、元データに上書きをしないで修正データは別名で保存しておきましょう。
印刷完了しましたら、修正前の元データを読み出し、クラフトロボでカッティングをします。
↑赤い線がクラフトロボで切る線
これで外側までちゃんと印刷されたシールかできます。好みにもよりますが、余白を作ってカットしてもいいですね
↑赤い線がクラフトロボで切る線
★設定メモ★
ラミネートシールやステッカー作成シートをクラフトロボでカットする場合は、刃先の調整キャップは赤(0.3mm)、
カッティング台紙を使わない設定がベストのようです。
黄色(0.2mm)では表面の透明フィルムだけしか切れない箇所もありました。