【便利な機能編】モノクロ写真をきれいに印刷
グレースケールやモノクロの画像を黒トナーを使って出力したい。
RipソフトではCMYの3色で黒を表現するので、グレースケールの画像の場合、プリンタドライバで白黒印刷した時とは色味が異なります。
RipでCMY3色混ぜたグレーではなく、黒トナーを使ったグレーで出力したい場合は『シアンポジション用 黒トナー（別売）』を
使えば黒トナーでの印刷ができます。
シアンポジションに白トナーを入れて使うので、トナー濃度の薄い部分には白を乗せる事ができるので、Ripを通して1回でグレースケールの印刷ができます。
基本的にはグレーをいかにきれいに印刷するかを念頭に、黒トナーと白トナーだけで印刷するので、
CMYのカラーも使う場合はこの方法は使えません。
下記写真のようにトナーを入れます。一番手前に、『シアンポジション用の黒トナー（リサイクル）』を入れます。
一番奥には普段使っている白トナーを入れます（弊社で販売している白トナーは
特に記載がない限り、ブラックポジション用の白トナーです）
4つのスロットは各々別のトナー（チップ）が入っている必要があります。
データーがグレースケール（モノクロ）のままでは思った色合いに出ないので、データを加工します。
PhotoShopでのデータ修正方法をご案内いたします。
データのモードがRGBやCMYKの場合は、グレースケールに変更します。
グレースケールに変更するとイメージ → モード → ダブルトーンを選びます。
ダブルトーンオプションでインキ1をC100％
OKをクリックして画像をシアンデータにします（色が濃くなりすぎている場合はトーンカーブで調整します）
Ripのスロット設定はスロット１にK/W。スロット4をCにします。
スロット２とスロット3は 『--』にします。
こうするとスロット２とスロット3のトナーは出ませんので白と黒のトナーで印刷される事になります。
プリンタ設定の白色設定 抽出範囲は一番左か左から2番目（下記説明での①か②）
ai・epsデータ以外の場合はオプションのオフセット設定でマイナス（－）の数字を入れるとフチ部分に余計な白が入らず
プリントがきれいな仕上がりになります。
②を選ぶと色で囲まれている部分が白に設定されます。下記のような細かい部分に白が入るので、それが嫌な場合は①を選んでデータの０％の部分を１％に設定してください。
ドラムとトナーはセットでお使いください。黒ポジション用の黒トナーや黒ドラムとの組み合わせでは使えませんのでご注意ください。
上記の方法は元々のデータにシアンがある場合は使えません。マゼンタやイエローがある場合はスロット設定をMとYにすればマゼンタとイエローも出す事ができますが、黒い部分にも若干マゼンタやイエローのトナーが入りますので、若干黒やグレーの色味が異なります。」
シアンポジション黒トナーで印刷したものを白生地にプリント
シアンポジション黒トナーを使って印刷したものを黒生地にプリント
