【初期設定】2点の初期セッティング

デフォルトの設定から2点変更することで作業が円滑になります。

【プリント設定】→【出力設定 】→【設定】→【分版処理 】

分版処理の2つの設定を変更することで、作業性が向上します。

@ 輝度範囲の変更

輝度範囲を0%にして白の出力をK1%にする。

デフォルトでは1%になっている輝度範囲を0%にします。

そして白で出力したいデータをK1%に設定します。(CMYKのいずれか1%で可です)。

*輝度範囲の考え方

設定パーセント数値以下を印刷しない透明のものとみなします。

カラー構成が0%の余白はそのまま印刷せず、0%を超えるデータは白またはカラーとみなし出力します。

A 色調整の変更

CMYKのトナー補正を100%から120%にする。

デフォルトではトナー補正が100%になっていますが、補正量を120%に変えます。

トナー補正100%のままRIPソフトで印刷するとプリンタードライバーと比べて若干色が薄くなります。

しかし120%に設定しておくと、プリンタードライバーとの違和感を軽減できる効果があります。

*インク補正の考え方

インク補正シアン100%:カラー構成のシアン100%をシアン100%の色で表現しようとします。

インク補正シアン120%:カラー構成のシアン100%をシアン120%の色で表現しようとします。

120%の場合は1.2倍濃くなるイメージです。特定のカラーを濃くしたい場合はパーセンテージをあげることで対応できます。

しかしフルカラーのデザインの場合は濃くしたいパス以外のカラーにも影響されますので、ご注意ください。

その場合はカラーチャートを用いてデータのカラーを置換することを推奨します。