大阪OGBS出展して

先週の2日間大阪OGBSに出展しました。

昔は2年に一度だったけど毎年開催

東京OGBSから年末年始休暇挟んでの4ヶ月なので基本的には目新しいものが難しい印象で西日本で東京OGBSに参加できない人の位置付け

しかしながら昨年も今年も豪雪の影響…単純に東京OGBSの半年後にしてくれないかな

2024年は昨年より1割程来場者が増えました

来場者の印象からは、コロナ時の困っていて新しい事をしたいからお仕事が好調で拡大していきたいと言ったポジティブな会話と表情に溢れてました

ただ順調な時こそ選択の間違いは禁物で尚且つもの作りの大都市大阪ともあり皆さん真剣でした

当社はDTFロール機と白トナープリンタとプレス機を紹介して契約もいくつかできました

それはやはりプリント業界全体が大型DTFに傾倒しすぎてる反動な気がしています

小ロット多品種生産が日本のトレンドですがそこの受け皿会社が少なくなっています

DTFは大型生産ではプラスの面が多いのですが大型生産をする業者は国内限られていて過当競争の印象

海外に販路が無い会社は厳しい営業を強いられています

今年は多くの会社は補助金活用した異業種からのプリント業界参入をどれだけ引き出すかがポイントな気がします

そんなDTFの中でもパウダーレスが参考出品されていて工程と仕上がりの面で3年後内には常識になっているはずです

この技術革新の早さは旧技術設備の不良在庫化を意味するので今後DTF設備の販売価格は大きく下がると予想してます

そしてEPSONさんが小型のガーメントとUVプリンターを発売開始に。DTF販売が不調な会社にとっては救世主の存在になり得るはずです。そして小ロット生産の新しい業界目玉として盛り上がると思います

当社の機器はライバル機種になるかもですが、どちらかというと一緒に盛り上げればと思います

今回の展示会もおかげさまで忙しくて全ブースで話を聞けなかったのですがパウダーレスDTFとEPSONさんが目玉と感じました

次のOGBSまで期間は空きますが当社も小ロット中心にメリットを提供していければと思います

2024年始動です

明けましておめでとうございます。クイックアートの東京ショールームの飛山恭平です。

今年は月1回はブログ書いていきたいです。

2023年と2024年で世間的に変化があるとしたらインフレ抑制と円高だと思います。

昨年は色々なものが高くなり1ドル140円台が当たり前になり、今年は値段が安定して1ドル130円台になるのか…

このTシャツプリント業界においてはDTFの出現で製造原価が下がり世間がインフレの中、逆に価格競争からデフレに走った業界だと感じてます。そしてインフレが落ち着いた今、販売価格を上げてく事はより難しくなり長期的にはDTFはプリント業者の利益率の観点から首を絞めるものになった印象です。

トムスやキャブのTシャツは上がりましたがDTFにより製造原価が抑えられたので値段は据え置き…というような感じ。しかしユニクロなど行くと昔と比べて値段凄く上がってます、基本は1千円以上。この波に乗れなかったTシャツプリント業は今からの賃上げ等の色々な固定費の増加に対応していく必要があり試練の年になると思います。

基本的には製法は横に置き、お店の人柄などが値上げにはより重要になると思います。というかしなっとTシャツプリントの価格を値上げしておかないと業界自体が就労者から敬遠されるのではないかと危惧しています。

私が今まで担当させていただいて成功してるなと感じたお客様は総じて 儲かっている人で 販売価格がかなり高いです。平均価格で販売してる人から見ると無理って思うはずですが、その人達はその価格でしか商売しないので売れたら儲かるんです。なのでここは勇気だけな気がしてあんまりDTFやDTGとか製法は関係ないんですよね…

年始は色々心機一転な時なので、あんまり儲からないな…DTF買うか…ではなくて今一度値段を上げることを考えてみましょう!そこに大きなチャンスがあるはずです。