ニット帽へのプリント① なぜ難しいのか?

こんにちは。

クイックアートの企画室の飛山です。

今回は、冬のアウターの定番であるニット帽へのプリントをご案内します。

 

「難しいんじゃない?」と思った方は、正しい直観だと思いますw

 

ただ諦めず、できる方法を考えるのがプリント業の道。

ここでニット帽が難しい理由を考えましょう

①生地が凸凹 生地が厚い 生地が固い

ニット帽の中でも、上記のものは転写した後に剥がすことが難しいです。

価格帯が高いアウトドア系のものは、しっかりした作りで、転写ができない(その必要もない)ものです。

②被ったら伸びる

プリントで、怖いのがイラストの割れ。特にプリント作業時と使用時で違うのは要注意。ニット帽はこれに該当。

③ノウハウが少ない

そもそもニット帽へのプリントの依頼って少ないですよね?

ニット帽=無地というイメージや、黒など暗色が多いためプリントする発想にならないのでしょうか。

簡単にまとめると

「生地が固くて、割れが怖くて、やった事がない」という案件ですw

次回は、上記の課題のクリアがテーマです。

 

 

 

2017年にお届けしたかったプリント情報~明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

本日から連休も終わり、本格的な仕事始めですね。

頑張っていきましょう!

さて、昨年メルマガではご連絡したものの、ブログではお伝えしていなかったので、改めて「お役に立てる」プリント情報をお届けします。

メルマガ会員の方は、重複しますが、ご了承のほどお願いいたします。

1位

伸びるストレッチ素材に強い「抜ける転写紙Type-S」の作業工程が変わり、白トナーもカラーも綺麗にマーク製作できるようになりました。

http://pro.quick-art.com/type-s.html

発売当初の工程では、印刷後のプラスターシートを合わせるトリミング作業で、マークのエッジが綺麗にでないというご相談をいただきました。

その後、試行錯誤の上、プレスの温度と時間を変更することで、綺麗にマーク製作ができるようになりました。マークが上手く作れなくて、ご利用なくなったお客様には申し訳なく思っています。

伸びに強いプリントにご興味があったものの、マーク製作で断念されていたお客様には、今一度ご検討いただければと思います。

2位

金色や銀色の箔プリントができます。洗濯耐久性もあります

http://pro.quick-art.com/item_paper_foil.html

展示会などで。よく業者様の目を引いているのが、金箔・銀箔プリントです。

「こんなのができるんだ」とお声を多くいただきますが、A4サイズ5枚面積相当で823円(税込)でプリントできます。

細かい抜き柄にもプリントでき、市場での流通量も少ないかと思いますので、新商品開発や新しいご案内ではクライアント様に喜ばれるかと思います。

是非、ご参照ください。

3位

抜ける転写紙A3サイズがお値打ちです。

http://pro.quick-art.com/type-w.html

 

通常、A3サイズをA4サイズの2倍で販売していますが、多くのユーザー様のご要望に応え
若干ですがA3サイズをお買い求めしやすい価格にしました。

A4サイズをプリントしたい場合は、A3サイズを半分にカットすれば使えます。

両サイズを使えますので、在庫としておいても便利と思いますので、ご参照ください。

4位

商品ページ毎に製作動画があります。

https://www.youtube.com/user/Quickart1/videos?view_as=subscriber

 

作業工程の動画を注文ページに掲載しています。

情報が多くて見つけづらいかもしれませんが、商品ページのどこかに動画がありますので、
新商品をご検討の際は、ご参考にしていただければと思います。

5位

A3サイズ用で、持ち運び可能なプレス機JL-CO005Bの販売を開始しました。

http://pro.quick-art.com/item_press_jl-co005b.html

スペースが限られていて、かつ作業が終わったら片づけたい方にはお勧めのコンパクトなプレス機です。
約28kgで男性であれば1人、女性であれば2人で持ち運びできます。

スイング式で「抜ける転写紙」にもご利用できます。

 

主に上位はType-S関連になりましたが、伸びても割れずらいプリントと、プリンターでは表現できない金と銀のキラキラは魅力的な商材でクライアントにご紹介できるかと思います。

どうぞご参照ください。

印刷コストを考える② レーザープリンター編

お世話になります。

前回の引き続きで、OKI C811dnの印刷コストについて語ります!

印刷コストを考える上で、前回「A4各色5%」というワードが出てきました。

このA4各色5%がどのくらいかというと、下の説明です。

 

カラープリンター、モノクロプリンターの印刷可能ページ数の公表値算出条件で、原稿の上にどれだけの像がのっているかを表すものです。
プリントする場合、像の部分にはトナーがのります。用紙の上にどれだけのトナーがのっているかを表します。
A4サイズでの像密度5%という表記は、A4用紙全体の面積中5%にトナーがのっている原稿を表します。
カラープリンターの場合トナーが4色ありますので、A4像密度各色5%という表現をした場合、全体の像密度は20%になります。

(参照:富士ゼロックスHPより)

https://www.fujixerox.co.jp/support/printer/pr_common/answer/common_549.html

 

像密度20%の画像が下になります。

小さくて分かりずらいですがC M Y Kのそれぞれ5%のイラストが計4つ並んでる印象ですね。意外とA4サイズ20%となると、面積が大きいです。

しかし注意すべきは、イラストのカラー構成です。

例えば、K100%のみの四角の場合と、CMYKオール100%の四角の場合は消費トナーが変わりますよね。単純に考えると1:4の比率。

私は、ここまでくると計算がつらくなるので大体の考え方で、

「CMYKを全て使ったとして像密度20%を4色でわり、5%になる。ただフルカラーの場合は大体2色くらいなので5%×2の10%。印刷コストは全体の面積の10%!」

と考えてコスト計算します。

 

実際印刷するイラストによるのですが、先ずはA4に対しての面積を測り、次はカラー構成を測定すればいいのですね。

 

A4に対しての面積は下のように、意外と小さくなります。

A4を10%でコストを考えると、

トナー販売価格÷印刷枚数×2=印刷コスト

2017年2月22日時のトナーの販売価格は、

CMYKトナー 10,000枚印刷可能 大容量22500円

上記式の10%面積で4.5円です。

これで全4色なので4をかけると、18円です。

 

先ず、白トナーは希少価値が高いのでご理解ください。

白トナーを単純にKトナーと入れ替えて考えると、

2017年2月22日時のトナーの販売価格で、

ホワイトトナー 2,500枚印刷可能 30,000円

で10%面積で24円になります。CMYWの合計で37.5円です。

19.5円値上がりです。

当初のOKI C811dnのコストと、違いがでますね。

 

まとめ

1.イラストの大きさで変わる

2.カラー構成で変わる

3.トナーの価格で変わる

4.白トナーの有り無しで変わる

 

大きい構成は上記4つになります。あまり細かく考えると、生産的でなくなるかと思いますが、利益を考える上では、ある程度印刷コストは分かりたいですね。

ゼロックスさんのHPを見てると、フルカラーコストはモノクロコピーの大体4倍みたいです。

http://www.fujixerox.co.jp/support/printer/pr_common/answer/common_646.html

ちなみにコンビニのプリントは100円ぐらいですよね。

上記式で考えると殆ど損はしない料金だと思います。業務的に損をしない考えで行くと、他の印刷料金も参考にするのもよいかと思います。

ちなみにインクジェットプリンターは、他社間のコスト比較はできないようです。うーん奥が深いです。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/qa/parts/20050412/111958/

参照:日経トレンディHP

印刷コストを考える① 「1枚いくら?」

お世話になります。企画室の飛山です。

師走のバタバタと出張でブログの間隔が空いてしまいましたが、

お付き合いお願いいたします。

今回は、個人的に悩ましいテーマをお教えしたいと思います。

よく展示会などで「1枚の印刷はいくら?」と質問されます。

勘の良い読者様なら分かると思いますが、環境によるんですよね。

ただ、お客様に大体をお答えしなければいけないし、業者様も原価計算のために知っておく必要があります。

今日はここで、1枚の印刷コストの考え方を展開してきます。

WTRIP811dnで使用するOKI C811dnで説明します。

メーカーによる商品HP

http://www.oki.com/jp/printing/products/color/c811dn/overview/

写真右横にカラーとモノクロの価格が記載されてますね。

でも、そもそもA4サイズなのか、どんなイラストデータなのか、環境設定が気になりますよね。

メーカーの環境設定は以下の4文ですが、実はそのなかにコスト削減のヒントが書いています。

①「ISO/IEC19798」に基づいたトナーカートリッジ(TNR-C3L●2)の印刷可能枚数と、A4ヨコ送り片面を一度に3枚ずつ印刷した場合のイメージドラムの印刷可能枚数より算出。連続印刷時の値はカラー約11.0円/モノクロ約2.6円。

A4ヨコ送りが縦より良いみたいですね。

②<ランニングコストについて>

ランニングコストは参考値です。実際のランニングコストは、印刷するドキュメントの内容、プリンタードライバーの設定、お客様の使用状況、OS環境、電源のON/OFFやカバーオープン/クローズ時の調整動作などによって異なります。

色々な状態で変わりますが、電源のON時にある程度消費がされるようです。

③<ランニングコストの基本的な算出基準>

トナーカートリッジ(容量が大きい方)とイメージドラムの本体価格をそれぞれの印刷可能枚数で割った値の合計をベースとし、イメージドラムに添付されているトナーカートリッジの容量(一部商品は、オフィスドキュメントモード)によるトナー消費量の平均削減率を考慮したものです。用紙代、メンテナンス品、消費税などは含まれておりません。

(トナー代+ドラム代)÷(トナー印刷可能枚数+ドラム印刷可能枚数)が基本的な算出方法の様です。

④<カラーLEDプリンター・カラーLED複合機の消耗品の印刷可能枚数について>

トナーカートリッジの印刷可能枚数は、「ISO/IEC19798」もしくはA4各色5%密度相当のデータを、A4片面で繰り返し印刷した場合の参考値です。イメージドラムカートリッジの印刷可能枚数は、A4片面を一度に3枚ずつ繰り返し印刷した場合の参考値です。実際の印刷環境においては、印刷するドキュメントの内容、プリンタードライバーの設定、お客様の使用状況、OS環境、電源のON/OFFやカバーオープン/クローズ時の調整動作などにより印刷可能枚数が低下する場合があります。印刷条件によっては半分以下になる場合があります。

トナーとドラムで違いがありますね。

最初にドラムは枚数しか条件がないため、イラストデータを気にしなくてよいみたいです。

次にトナーですがA4各色(CMYK)5%密度相当のデータは以下になります。

参考データがあります

http://www.oki.com/jp/printing/products/iso19798/index.html

(参考)

この5組を1セットで連続印刷した場合が、A4各色5%になるようです。

ベタのデータがあったり、新聞みたいな文字ばっかりだったり、分かりづらいですよね。

どんなデータ?というのは次回説明いたします。

 

人気のTシャツカラーは何色? 実際のイベント販売で検証②

こんにちは。冬も本格的になってきましたね。

早速ですが、前回の続きです。

横浜でTシャツ1枚1,000円で作れるイベントを開催!果たして人気のカラーは?

ホワイト・ブラック・ターコイズ・オレンジ・レッド・イエローと6色のTシャツで人気な色を売り上げ順でご報告。

1位ホワイト20枚(28%)

2位ブラック19枚(27%)

3位ターコイズ13枚(18%)

4位レッド9枚(13%)

5位イエロー7枚(10%)

6位オレンジ1枚(1%)

でした。

2017_秋プレホビーショー_workshop.pdf

cd022318.jpg

ホワイト・ブラックが2強で、後に他色が続く形になりましたが、この結果には1つ大きな要因がありました。

それは、早々にホワイトとブラックで在庫切れのカラーが続出したため仕方なしに他カラーを選択した方がいる点です。

他色売り上げの30枚のうち、半分の15枚は、その方なので、ホワイトブラックは約75%を占める人気カラーという内訳でした。

確かに街中でも対外皆さん白か黒ですよね。後は寒色のグレーや青系や茶系で暖色を切る方は、普段着使いでは少ないんでしょうね。

世間のニーズが白か黒となると、綿やポリやナイロンなど色々な素材生地で転写する製法やサンプルは当然準備しておきたいところですね。

以上、実証レポートでした。

人気のTシャツカラーは何色? 実際のイベント販売で検証1

こんにちは。
クイックアートの飛山恭平です。

3か月間毎日、投稿を目指しているのですが2日空きました。

3日坊主にならず、粘り強く情報提供していこうと思います。

今回は、エンドユーザー様が着るTシャツの色についてお話しします。

仕入れ先のTシャツのカラーは色々ラインナップを揃えていますが、どのカラーが実際好まれるのでしょうか・・。

結構、謎ですよね。

当社でも、サンプル品を作る時に「何色のTシャツにする?」で結構もめます。w

季節、時代によって流行色はあると思いますが、今月弊社が横浜の展示会に出展したイベントから考察したいと思います。

ハンドメイドメーカーズ2017という主にハンドメイドの作家さんが商品を直接販売する展示会で、弊社はオリジナルTシャツを1,000円で作れるというイベントをしました。

https://makers-jp.com/

その際に準備したTシャツのカラーは全6色でホワイト・ブラック・ターコイズ・オレンジ・レッド・イエローです。

サイズは、110・130・S・M・Lサイズの計5サイズでトムスの綿TシャツポリエステルTシャツを準備しました。

計3日間の出展で、主に女性の方が来ていただきました。

結果は次回、ご連絡します。

抜ける転写紙と他製法の共存について③ ~まとめとプリント事業の起業

テーマのまとめです。

「抜ける転写紙」と他5製法の組み合わせを検証しましたが、それぞれ得意な点と苦手な点があります。

これが3点の複合的になると、より苦手な点がカバーされ、顧客ニーズに応えられる守備範囲は広がりますね。

どの組み合わせが良いかは、その1人の業者様により答えは変わります。

業者様の資金力・販売力・またスタッフ人員の数など背景を考慮しないと答えはでづらいです。

因みに、当社は「アイロンプリント.com」にて制作業務を受付ています。

http://www.ironprint.com/index.html

保有設備は、シルクスクリーン以外は持ってます。

抜けるとスクリーンは相性の良い組み合わせですが、当社はプリント前までのマーク製作の商品受注が多い事、スクリーン設備に割ける人・スペースが難しい問題、フルカラー・小ロットのサービスで勝負している点、上記からシルクスクリーンは力を入れず外注の方向です。

ただ、そういった1業者様毎に答えが違うって、ありきたりですよね。

そんな中で確実にいえる答えは、

今から新規にプリント事業始めるなら、「抜ける転写紙」一択です。

主な理由

・小額な設備投資。

・机1つで始めれるため、広大なスペースを確保する必要なし。

・版代不要でデータを持っていればいいため、無在庫で受注生産可。在庫の不良債権化が無し。

・ほとんど全ての布地にプリントできる、またフルカラー対応のため、ほぼ全てのニーズに対応できる。

新規事業でネックなのが資金繰りです。事業発足当初は、自己資金がある方を除けば、信用力が乏しく一般的に資金調達は厳しいです。また運転資金も、確保させておきたいです。要は、あまりお金をかけれない状態です。

また販売力も始めたばかりなので、計算しずらく、極力無駄な在庫商品は作りたくありません。

仕入れたものがムダになるのは痛いですもんね。

こういった「新規事業発足→早期廃業」のリスクを防げるのが、「抜ける転写紙」です。

設備投資が少なく、版代不要で小ロットから自身で短納期対応できるので、無駄なコストが殆どかかりません。

「抜ける転写紙」以外の設備は比較すると高いです。

自己資金や販売力が確保できていれば良いのですが、借り入れによる設備もキャッシュフローの影響があるので、

新たに新規事業される方は、低リスクで高いパフォーマンスを発揮してほしいです。

最後ではありますが、各製法の得意なこと、苦手なことを把握していることが大事だと思います。

把握していることで、お客様との会話の中でスムーズな提案ができ、信頼を得ることにつながるはずです。

日頃の業務で忙しい方は、この記事にて少しご自身の製法を振り返って、今後の展開に生かしていただければと思います。

 

「抜ける転写紙」と他製法の共存について②

前回の続きです。

③抜ける転写紙×プリント&カット

MimakiさんやRolandさんが2大メーカーとして展開しており、「溶剤インクジェット」と呼ばれてます。

プリント&カットはフルカラーができるラバープリントで、カス取りが必要です。

また、印刷面からカットをするため、抜け柄をプリントする際は、リタックシートなどのアプリケーションシートに移行が必要です。イラストは、ワッペンのようなベタが適してます。

シートによっては、ゴワついたものがあるため、仕上がりも固い場合があります。

一方、価格が安いため、フルカラーの大量注文の際は、コストパフォーマンスが良いです。

メンテナンスでは、インクの根詰まりや、カット刃の消耗が注意点です。

シルクスクリーンとは違って、プリント&カットを外注受で展開している業者様は、少ないと思います。

大ロットの内製化では、1番抜ける転写紙に相性が良い設備で、導入されてる業者様が多いと思います。

④抜ける転写紙×ガーメントプリンター

直接Tシャツにインクを噴射するガーメントプリントは、プリント&カットと似て「インクジェット」と呼ばれる時があり、そう聞いたときは、どちらかの確認の注意が必要です。

得意なことは、白Tシャツへのフルカラープリントで、できないことはポリエステル生地へのプリントですが、

「抜ける転写紙」ではポリエステル生地へのプリントができます。

ガーメントプリンターのサイズも大きく、転写する際は180度の高温で、転写時にインクが気化する匂いなど実際私が使用している中で他のデメリットに感じる点もあります。

白Tシャツへの発色と馴染みに特化してる印象で、「抜ける転写紙」でカバーできる点が殆どなので1番相性が良くないと思います。

⑤抜ける転写紙×昇華プリンター

ポリエステル生地の白生地への転写と、マグカップやiphoneケースなどへの転写の定番が、昇華プリントです。

昇華プリントは、昇華インクを180度超の高温で気化させて、化学繊維に染色させる技法です。

耐久性、仕上がりの馴染みが良く、スポーツ系のユニフォームの殆どは昇華プリントで、スポーツ系へのプリントでは必要になってくる転写です。

上記素材を他の転写方法でプリントすると、ポリエステル生地の仕上がりは昇華の方が貼った感じが全くせず、マグカップやiphoneケースは貼り付けが上手くできません。

昇華転写紙は、1枚当たりのコストが低めです。

プリンターは小額から高額まで様々で、A3サイズ10万円以下で、1枚からの小ロット対応できる商品を、当社にて販売しています。

http://pro.quick-art.com/item_syoukaprint.html

ただ大ロットの場合も、1枚ずつ印刷して転写する(ロール紙の場合は、印刷回数が減ります)ので、手間は小ロットと比べてあまり変わらないかと思います。

よって、昇華プリントの特化性を考えて、導入は受注に占める昇華転写の割合で、ご検討いただければと思います。

もし、綿生地のプリントがメインでしたら、「抜ける転写紙」で対応できるので、「ポリエステル白Tへのプリントしたい!」という追々のオプションとして考えればよろしいかと思います。

次回は、まとめです。

 

「抜ける転写紙」と他製法の共存について①

こんにちは。

企画室の飛山です。

前回は、業者様のプリント製法をお話しでしたが、

今回は当社の「抜ける転写紙」と他プリント製法の共存についてお話しします。

まず、前回も最後に貼った他プリント方法と「抜ける転写紙」の特徴を下記画像で確認してください。

「抜ける転写紙」は良い点ばかりで、他製法はマイナス点が記載されていますが、それぞれの製法には一長一短があります。

もし全てを凌駕する製法が1つあったら、その1つに集約されてしまいますよね。。

初期は資金面から1つの製法で業務を始めると思いますが、中長期的には1つの製法でなく複数の製法の組み合わせで、業務の幅を広げて、事業の成長につなげられると思います。

そこで現実的に1つずつ組み合わせをして、長所短所をなどを解説していきます。

解説は個人的な見解ですので、ご了承ください。。

その前に「抜ける転写紙って何?」という素朴な疑問があると思います。

簡単に言うと、粕取り不要で、抜け柄のイラストが白を含めたフルカラーができる転写紙です。

そして淡色・濃色を問わず転写生地を問わず綿・ポリエステル・ナイロン生地にプリントできます。(初めて聞く業者様が1番興味がでる点です)

詳しくは下の動画を見てみてください。

IFrame

では組み合わせをしていきます。

①抜ける転写紙×シルクスクリーン

お互いの特徴が違う組み合わせで、使い分けがしやすいと思います。

それぞれの特徴は

抜ける転写紙・・版代不要・小ロット

シルクスクリーン・・要製版・大ロット

数十枚の小ロットなら、製版代が要らずフルカラー対応の「抜ける転写紙」が、コストもかからず、エンドユーザー様も喜ぶでしょう。また短納期なので、お茶を出して「ちょっと待ってて」の10分程度で1枚のTシャツを商品としてお渡しすることも可能です。

これはシルクスクリーンでは無理です。

一方、数百枚の大ロットなら、製作時間を短縮してコストを下げなければいけないので、製版を作ったシルクスクリーンが良いでしょう。「抜ける転写紙」は基本的、製作工程が1枚も1,000枚も変わらないので、大ロットでスタッフ人件費を考えたときはシルクスクリーンに頼った方が良いかと思います。ただ、自分でやるため人件費を考えず、外注に出すことによる利益減少を気にして大ロットでも「抜ける転写紙」を使う業者様もいらっしゃいます。意外とやってしまえるみたいです。

組み合わせは、色んな注文に対応できる王道の組み合わせだと思います。

②抜ける転写紙×ラバープリント

ラバープリントの特長は、単色・コスト安かと思います。

一方、複数カラーの注文や、柔らかい仕上がりを求められると、ラバープリントでは難しく、「抜ける転写紙」で対応できます。

白や黒一色のユニフォームや作業服などの、耐久性が求められ、仕上がりをそこまで気にしなくてよい場合は、ラバープリントでOK。

ただ価格を細かく気にしないお客様でしたら、売価にコストを少し上乗せするだけで、「抜ける転写紙」で上記リクエストに対応できます。

またラバーシートはカス取りの手間もありますが、カットしているときはカッティングマシーンにセットしておけばよいので大ロットの時は有効です。夜中にロールを回しておけますからね。

ただその後の、カス取りが面倒!という声は根強く、大ロットでもカス取り不要の「抜ける転写紙」ご愛用の方は多くいらっしゃいます。実際、デザインが細かいとカス取り忘れもあるので、細心の注意は必要です。

組み合わせとしては、特徴が重なる部分が多く、オプション的な組み合わせで〇と思います。

続きは次回です。

アイロンプリント業者のプリント手法

こんにちは。

本日は、アイロンプリント業界の業者様のプリント方法についてお話します。

http://pro.quick-art.com/item_paper_copix.html

お電話やメールでのお問い合わせ、また展示会でお話しする業者様に、お仕事の内容と共にプリント方法をよく聞いています。

せっかくの印象データなので、読者のあなたに大体の割合をお教えします。

シルクスクリーン(9割超)

売り上げの多くを占める大ロットの受注には、欠かせない製法。

しかしながら、最近は小ロットのニーズが多いことやスクリーン製法のネットショップによる価格競争によって、旨味が少なくなってきたとの声もあり、他の製法を検討している方が多いです。半数以上の方が外注でやっている印象です。

ラバープリント(5割)

ユニフォームなどの現場・スポーツ分野で利用されています。

耐久性にも強く、多くの業者様がご利用しています。

細かいデザインの際のカス取りが面倒という声が多いです。

一般の綿Tシャツなどの普段着使いでは、あまり使われていないようです。

プリント&カット(5割)

MIMAKIさんやROLANDさんが2大メーカーとして展開しているインクジェットによるプリント&カット。

主に広告・看板が主の業者様は、ほぼ保有している印象です。

単一データの多数のマーク受注、簡単なカス取りの場合には、弊社でも利用しています。

ただラバープリントもですが、カス取り面倒です笑

機械自体が100万超、メンテナンス費もかかることから、初期からの導入は難しく、

事業が軌道に乗ってきてから導入されている方が多いかと思います。

ガーメントプリンター(2割)

綿の白Tシャツにプリントするなら、ガーメントは綺麗!です。

導入している方も一定数いる印象です。

しかしながら、100万超と設備が高いこと、機械が大きくて場所がないこと、ポリエステル生地にはプリントできないこと、濃色生地の際の前処理剤を塗ることの安定性が手動では難しいこと、など躊躇する点も多く、1通りの設備が揃ってる方が最後のピースとして導入している印象です。

昇華プリント(7割)

白のポリエステルTシャツには迷わず昇華!と入社当時教わりました。

染色のような技法で貼った感じがせず着心地が柔らかく、耐久性も強いです。

更にマグカップやスマホケースなどの小物プリントにも多く使われおり、オリジナルグッズ製作の登竜門的な製法かと思います。

大まかな内訳は以上です。

取引先様が個人なのか団体なのか、などの属性に合わせて設備を備えてる印象です。

設備導入は、損益分岐を検討して、慎重に決断される方が増えてきているみたいです。

昔は、結構勢いで設備を買う方も多かったようですが、時代なんでしょうかね。。

そして、お客様のニーズは断らず、なんとかしてニーズに応えている業者様が最近は多い印象です。

また最近は、限られた作業場の方も多く、「場所がないからな・・」といった感じで導入を諦める方も、少なからずいらっしゃいます。

上記は、当社の抜ける転写紙以外のプリント方法です。

次回は、「抜ける転写プリント」について説明します。