抜ける転写紙MPプラスターの作り方
レーザープリンター用です。
STEP1:デザインを用意します
(1)デザインを左右反転してMP99シートにカラーレーザープリンタで印刷します。
(2)同じデザインを白黒にして、お手持ちのコピー用紙(普通紙)にレーザープリンタで印刷します。 モノクロデータはプリントする際に不要な部分を黒くしてデザイン部分を白くします。
STEP2:熱と圧力で柄を抜き取ります
(3)プラスターシートとコピー用紙を合わせてプレス機でプレスします。
プレス温度・時間:125℃ 20秒
(4)ひっくり返してもう一度プレスします。 125℃ 5秒
(5)熱いうちに剥がす
用紙が冷えないようにすばやくプレス機の上で剥がします。
※熱と圧力をかけることによりトナーとプラスターシートが反応してコピー用紙にくっつきます。
プリントに必要な白のり部分だけが残ります。
STEP3:不要な部分の糊残りを除去します。
STEP4:色をつけます
(8)プラスターシートの『白のり部分』とMPシートに印刷した色部分を合わせます。
光に透かしながらあわせた方がずれがなくきれいに仕上がります。
必要であれば端の方をテープで止めてずれないようにしてください。
プラスターシートは熱をかけると若干縮むので大きな画像は合わせにくい場合があります。カットできるデザインの場合は、プラスターシートをカットして貼り合わせたほうがきちんと合わせることができます。
(9)合わせた2枚をプレスします。
(10)完全に冷めてからプラスターシートをめくります。
STEP5:布地にプリント
(11)プリントしたい場所に配置しプレスします。125℃ 20秒
(12)完全に冷めてからMP99シートを剥がす
(13)完成
クイックアートでは、モノクロ印刷をするコピー用紙に「カラー複写機用紙 CL-500」を使っています。
ある程度のコシと平滑性がある用紙があるのでおすすめです。(セット商品には必要枚数が同梱されています)
印刷したMPシートと白のりプラスターシートをあわせる時に↓ このようなライティングパネルがあると便利です。
抜きの部分が少ないデザインの場合で、プレスの際に空気が入りMPプラスターの
裏紙を剥がした時にトナーも一緒に剥がれてしまう場合の対処方法
STEP4のプレスの際に空気が入ってしまうと2枚の紙が密着しない部分ができ、
トナーがMPシートの裏紙を剥がした時に一緒に剥がれてしまう場合があります。
以下の手順で作業することにより2枚の紙の密着度が高くなり抜けがなくなります。
撮影に使用したラミネーターは普通に市販されている安価な機種です。 アイリスオーヤマ LTA42E(指定機種)
その他の機種の場合、温度やその他の要因によりうまく作れない場合が多いです。個々のラミネーターの設定につきましては弊社ではわかりかねますのでご質問等に回答ができませんのでご了承ください。