A: 転写紙への印刷がうまくいかない原因として、以下の点が考えられます:
- 紙が湿気を帯びている
- 用紙厚の設定が合っていない
- 季節の変わり目に温度や湿度が急激に変わること(環境変化)
転写紙は1枚ずつ給紙してください。連続印刷を行うと、印刷不良の原因になります。
マルチパーパストレイには、必ず1枚のみセットしてください。
複数枚をセットすると、給紙ローラーの圧力が強くなり、印刷不良を引き起こす可能性があります。
A: 転写紙印刷は、以下のような環境が適しています:
- 室温は約25℃程度
- 湿度は50%程度が理想
特に寒い季節はプリンター内部で結露が発生しやすいため、作業前にエアコンで室温を調整し、湿度も低めに保つことをお勧めします。
A: 用紙厚の設定は印刷品質に大きく影響します。設定が不適切だと、以下のような不具合が発生することがあります:
- トナーが定着しない → 定着不良
- 印刷の残像(約94mm下) → ゴースト
- 印刷面がボコボコになる → トナー剥がれ
設定は「用紙厚」で調整できますが、作業環境や季節に応じて最適な設定を選ぶことが重要です。
トナーが定着しないときは用紙厚を厚くし、ゴースト(残像)が出る場合は用紙厚を薄くした方が良いようです。
濃い色(トナーの使用量が多い色)のデザインの場合、用紙厚を変更してもどうしても印刷できないときは、
トナーセーブすることでトナーの吐出量が減るため、出力色は薄くなりますが定着不良が起きにくくなります。
弊社のRIPソフトから印刷する場合は、プリンター本体で用紙厚とトナーセーブの設定をし、
RIPソフトの設定では「パネル設定」にして印刷してみてください。
トナーセーブにつきましてはメーカーページをご参照ください。
A: 印刷前には以下の点に気をつけると効果的です:
- 紙が湿気ている場合、ドライヤーや熱プレスで湿気を飛ばす
- プリンター内部の掃除をこまめに行う
- 季節や気温に応じて、印刷モード(用紙厚)の設定を調整する
特に湿気の多い時期や温度変化の大きい時期には注意が必要です。
A: 定着不良やゴーストが発生した場合、以下の方法を試してみてください:
- 用紙厚を適切な設定に変更する
- プリンター内部の掃除
- ドライヤーや熱プレスで紙の湿気を取り除く
季節や環境に合わせて設定を変更することが重要です。場合によっては、翌日になれば問題が解決することもあります。
A: こちらのリンクから、メーカーのFAQページやその他の解決策を確認できます:
※こまったときには
上記の方法でうまくいかない場合、プリンター内部にトナーが残っていたり、印刷結果に不具合が見受けられる場合は、掃除を行ってください。
トナー汚れ(定着不良)
印刷結果にトナーの残りや汚れが見受けられる場合、特に用紙とプリンターの用紙厚の設定に問題があることが多いです。このような汚れを放置すると、次の印刷に影響が出ますので、早めに掃除を実施しましょう。
下記の手順でプリンター内部の汚れを除去してください。
1. 普通紙(上質紙)を用意し、簡単なデータ(例えば「1」や「.」)を作成します。
2. 作成したデータを印刷し、汚れが紙に付着するのを確認します。
3. 給紙方法としてマルチパーパス、用紙厚を厚紙モードに設定し、複数回印刷して汚れが取れるまで繰り返します。
普通紙に付いたトナーが汚れとして残っていないかを確認し、数回繰り返し印刷することで汚れを取り除きます。
レンズの清掃方法
プリンター内のLEDレンズが汚れると、印刷にシマが入るなどの不具合が発生することがあります。
レンズの掃除は、プリンターの蓋カバーを開けた状態で、蓋カバー側についているレンズを柔らかい布でしっかり拭いてください。
センサー部分の清掃方法
プリンターのセンサー部分を掃除する際には、ドラムユニットを取り外し、ベルトユニットを取り出して、センサー部分を柔らかい布で拭いてください。
以上の方法で、プリンター内部を清掃することができます。細部までしっかりと掃除を行うことで、印刷の不具合を防ぐことができます。
特に、外気と室内の温度差が大きいと結露が発生し、それが印刷品質や動作に影響を及ぼす場合があります。朝一番の印刷時に一時的にトラブルが発生する可能性があります。以下の点にご注意いただけますと、寒暖差によるトラブルを防ぐことができます:
- 設置場所: プリンターを窓際や気温が下がりやすい場所に置かないようにする。
- ウォームアップ: 室温を暖房で調整した後、プリンターの電源をオンにして十分にウォームアップさせる。
レーザープリンタの用紙厚に関する調整は下記の点もご参考にしてください:
- 寒い時は厚い方へ: 寒い環境ではトナーの定着が不十分になる可能性があるため、用紙厚設定を厚めにすると、定着温度が上がり、トナーがしっかりと紙に定着しやすくなります。
- 暑い時(湿度が高い時)は薄い方へ: 湿度が高いと、紙が湿気を吸い込んで印刷トラブルが起こる場合があります。この場合、用紙厚設定を薄めに調整することで、過剰な熱が加わるのを防ぎ、安定した印刷が可能です。
- ゴースト(印刷が重なる現象)が発生した場合: この現象はトナーの定着不足が原因であることが多いため、用紙厚を薄めに設定することでプリンタ内で適切な熱が伝わり、改善する可能性があります。
環境調整も重要です。プリンタの周囲環境(室温や湿度)が影響を与えるため、環境の整備(適温適湿)も併せてご検討ください。