また、季節の変わり目に温度や湿度が急激に変わると印刷不良が起こりやすくなります。
用紙厚の設定について解説します。
MPシートを印刷した時に、トナーが引きずったようになる場合や色抜けやトナー剥がれ、
表面がボコボコ泡立ったような印刷になる場合は、トナーが定着していません。→定着不良
約94mm下に残像が印刷される場合は、用紙の厚さの設定が不適切です。→ゴースト
約94mm周期で残像が印刷される場合は、定着器ユニットに傷か汚れが付着しています。
季節や環境・デザインによって最適なモードが変わりますので
印刷モード(用紙厚)を変えて印刷してください。
印刷する前にドライヤーや125℃5~10秒程度で熱プレスして紙の湿気を飛ばすことも有効です。
トナーが剥がれたりゴースト(残像)が出る場合は
・用紙厚のモードを変える
・プリンター内部の掃除をする
等をお試しください。
または、日にちが変わると印刷環境が変わって出ないこともあります。
はっきりとした原因は不明な点が多いのですが季節的、環境的なものもあるようです。
転写紙印刷に適した環境は室温が25℃程度、湿度が50%程度と言われています。
特に寒くなってくるとプリンター内部で結露が発生しやすくなり、印刷不良につながります。
作業する2時間程前からエアコンで室温を23~25℃程度に調整し、湿度は低めに設定して、
プリンターや紙を触ってもひんやりしない環境で作業を行ってください。
逆に暑くなってくると白トナーのゴースト(残像)が起こりやすくなってきます。
基本は「ごく厚い紙1」で印刷されていると思いますが、用紙厚を下げて「より厚い紙」で印刷してみてください。
梅雨の時期は用紙が湿気やすいので印刷前にドライヤーやプレス機で紙の湿気をとってください。
用紙が湿気ているとトリミングの際、MPの余白部分にプラスターがベッタリと付着する場合があります。
メーカーのFAQページもご参照ください。
・印刷が不鮮明なとき(印刷不良 印刷結果がおかしい)
・用紙先頭に印刷したものの残像が印刷される(ゴースト)
・トナーが一部剥がれて紙面が汚れてしまいます。(ゴースト)
・こするとトナーがはがれる(トナー定着不良)
・印刷した用紙に結露が発生する
トナーが定着しないときは用紙厚を厚くし、ゴーストが出る場合は用紙厚を薄くした方が良いようです。
用紙厚を変更してもどうしても印刷できないときは、トナーセーブすることでトナーの吐出量が減り、定着不良が起きにくくなります。
プリンター本体で用紙厚とトナーセーブの設定をし、RIPソフトの設定では「パネル設定」にして印刷してみてください。
トナーセーブにつきましてはメーカーページをご参照ください。
【参考】
用紙先頭に印刷したものの残像が印刷される→[用紙厚]を現在の値より薄い値にしてください。
OKI公式サイト
こするとトナーがはがれる→[用紙厚]を現在の値より厚い値にしてください。
OKI公式サイト
定着不良が起きた後はプリンター内部が汚れていますので、こちらをご参考の上、プリンターのお掃除を行ってください。
特に、普通紙に厚紙モードで「.」を数枚印刷して、内部の汚れを完全に取り除いてください。