クイックアートの新商品WIPシリーズのご紹介動画です。
最近話題のDTFとは、DirectToFilmというプリント製法のことです。
フィルムにインクジェット印刷してホットメルトの転写シートにすることをDTFと呼んでいます。
その中でも小型と大型の機械があり、業界での国内展開は大型機がほとんど。
弊社で取り扱っているのは小型械(A4サイズやA3サイズ)になります。
弊社ではこの製法をWhiteInkPowderprint 略してWIPと呼んでいます。
弊社は元々2018年1月から家庭用インクジェットプリンターとホットメルトパウダーを組み合わせて
パウダープリントという手法で独自のノウハウを築き上げてきました。
長年パウダープリントを扱っている弊社独自のDTF商品として
WIPの研究開発も発売まで半年以上を費やしてノウハウを増やしてきました。
今までは顔料インクや昇華インクでしか印刷できなかったため
白・淡色生地にしか転写することができませんでしたが、
白インクを使うことにより、生地の色を問わずに転写できるようになりました。
【WIPの流れ】
①専用インクジェット(CMYKW)でフィルムに印刷
②印刷したフィルムにパウダーをかける
③ホットプレートでフィルムを加熱してインクとパウダーを固める
④素材に転写する
弊社のWIPシリーズは利用者の運用のしやすさを追求しており、オリジナル要素が強いです。
例えば、小型DTFでは初のインクが詰まらないための攪拌・循環機能があるため
DTFのデメリットとしてよく聞く「インクの目詰まり」が起こりにくくなっています。
(全く起こらないわけではありません)
【WTRIP(白トナープリント)とWIPの共通点】
・1枚から白を含めたフルカラープリントができる
・綿・ポリ・ナイロン等のほとんどの生地にプリント可能
・洗濯強度に優れている
・守備範囲が広い
【弊社独自の手法】
・フィルム印刷時にキャリーシートを使うことで
ヘッドへのダメージやフィルムの詰まりを防止する(特許出願中)
・攪拌機能付きなので、インクの濃度が均一に保たれ、目詰まりしにくい
・白インクを印刷するためのRIPソフトが日本語なのでわかりやすい
・特許申請中のパウダリングケースを使えばパウダーが飛散しにくい
・ホットプレートで手軽にベイキングができる
【WIPの魅力】
白トナープリントでプリントが難しかった素材にプリントができる
(軍手・水着・靴下・下着など)
衣類から離れてTシャツ以外のグッズ制作の世界が広がる(UVプリントのような)
特殊素材へのプリントは小ロットをメインとする小規模業者にはハードルが高かったが
WIPシリーズがあれば1つから小ロットにも対応できる
【まとめ】
高価な設備の整った大手の専売特許だったようなプリント製法が
WIPがあれば小規模業者の方でもプリントすることができるようになりました。
DTFの産業革命の本当の意味として、大規模事業者の独占技術が少なくなり、
今後は業界内での力関係が変化していくのではないでしょうか。
自分が何のためにその製法を使うのか、何を大事にするのかを見極めていただき、
弊社は今後もプリント事業者様に対して、よりメリットを提供してお手伝いしていきます。